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NetSuiteとSalesforceの連携

  • Netsuite
  • 2017.08.18

NetSuiteとSalesforceの連携

NetSuiteとSalesforceの統合がさらなる価値を生み出す鍵になる

企業がSalesforceとNetSuiteの連携を行う際には多くの問題に直面します。NetSuiteはSalesforceと連携するための優れたソリューションを提供していますが、企業のデータフローの要件は、単純な連携であっても非常に複雑なのです。

NetSuiteは、会計、財務、およびERPツールキットの企業様の間で高い人気があります。Salesforceは、フル機能なCRMモジュールを備えていて、クラウドベースのCRMソリューションに完全に適合していると言えます。 一方で、Salesforceの利用者によっては、NetSuiteが提供するERP、会計、財務ソリューションの機能に不足を感じる場合もあります。

SalesforceとNetSuiteはいずれも、大企業から中小企業までさまざまな種類の顧客にサービスを提供する業界有数のSaaS型プロバイダです。 Salesforceはキャッシュフローに対するリード生成処理が洗練されていて、NetSuiteは財務会計モジュールに定評があります。これは多くの企業が2つのプラットフォームを併用している大きな理由です。

企業によっては、データの連携にあたって、極めて面倒で時間がかかる状況に、度重なり陥っています。たとえば、顧客関連のデータ全体がサイロ化してしまっていると、担当者は手動でデータを会計モジュールにコピーして貼り付けていかなければなりません。

手作業ベースのアプローチでは、人的エラーが多数発生し、その修正対応にまた多くの無駄な時間を要してしまいがちです。この様な方法は、あらゆるビジネスデータの管理において「不適切である」と言うほかありません。

いくつかの統合手法による違い:

1.SuiteTalk APIを使えば、複雑なビジネス要件がある場合でも、開発者はSalesforceとのNetSuite統合を容易に構築することが可能です。SuiteTalk APIはNetSuiteのWebサイト上で仕様を公開しています。

Salesforce側での完全な統合を実施する場合、社内にNetSuiteとSalesforce双方のスペシャリストを配置するアプローチが必要で、企業にとってはあまり効率的な方法ではありません。 そのようなプロジェクトの推進は大きな費用を必要とするだけでなく、いつまでも完了させることができない案件になってしまいがちです。

2.顧客によっては、Salesforceに接続するカスタムアダプタを開発します。このアプローチは、多くのプログラミングを必要とするため、比較的長い準備期間を要します。連携の要件は本質的に動的なものなので、完全な機能を備えたソリューションを構築するためには多くの繰り返し作業が必要となり、想定外の問題に直面することもあります。カスタムのアダプタ開発が立ち行かなくなれば、第三者のベンダーによって提供されるソリューションである1.または3.のアプローチを選択せざるを得ません。

3.最も一般的なアプローチは、サードパーティの統合プロバイダがSalesforceとNetSuiteを連携することです。これは最も便利、小規模で、柔軟な方法の1つです。 サードパーティベンダーによる統合により、組織は、独立して設計されたアプリケーションを連携させることができ、部門と組織の間のビジネス活動を自動化します。