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グローバル企業において多通貨会計、外貨会計 – 中小企業のグローバル進出をサポート

  • SunSystems
  • 2018.02.20

グローバル企業において多通貨会計、外貨会計 – 中小企業のグローバル進出をサポート

国際的な取引を行う企業や、グローバル進出を行う企業は、複数の通貨を扱うために会計処理が複雑化する傾向にあります。しかしながら、為替レートを確認して毎日の取引を特定の通貨に換算して会計処理をするのは大変な手間になってしまいます。

しかし、毎日の会計処理は実際に使用した通貨で処理を行い、一定の時点で特定の通貨に換算をする多通貨会計を使用すれば、会計処理が大幅に簡略化できます。円・ドル・ポンド・ユーロなどの取引は、円の取引やドルの取引などとして、個別に会計処理をしておけば良いのです。特定の通貨に換算する時の為替レートについては、一定期間の平均の為替レートを算出したものを使用しますので、取引していない通貨の為替レートを毎日気にする必要はなくなります。さらに、特定の通貨に換算することによる為替損益の計算の労力も減らすことができますので、実際の為替リスクを具体的に把握して経営の安定化を図ることも可能となります。計算上の為替差損益に振り回されることなく中長期的な国際取引戦略が可能です。

インフォアサンシステム(サンアカウント)は、まさにグローバル展開に対応する多言語会計システムです。日本語、英語、中国語など(20+ 言語)の会計用語に対応し、それぞれの国内での会計システムと同等に機能します。また、その他の主要な言語にも対応しています。世界190か国、35年にわたって世界中の商慣習を集積し、経営のベストプラクティスを生み出すために進化を続けてきました。そのため、標準機能として多言語、多通貨に対応したつくりになっています。国内市場のみならず、海外へも販路を拡げたいと考えている経営者ならば、複数の国にまたがる組織をいかにひとつにまとめ上げるか、という課題をお持ちではないでしょうか。
InforSunSystemでは、現地法人でのIT環境整備や要員確保が難しい場合でも、本社と同様の環境をワンストップで構築可能です。もちろん、言語や通貨の差も吸収したうえで、統一された環境を実現できます。

インフォア サンシステム(サンアカウント)多通貨・外貨会計管理システムの特長

インフォア サンシステム多通貨・外貨会計システム(ソフトウェア)は、優れた2元基準通貨の機能を持ち、さらに第5通貨まで対応が可能です。この強力な機能によって、任意の通貨で商品やサービスの購入/販売、複数通貨での会計処理、多通貨会計による支払や銀行への入金、任意の通貨で本国の親会社に報告などが可能です。

●2元基準通貨の処理により、複数GAAPに対応が可能
サンシステム全体を通して取引データごとに、最大5つまでの異なる値を持たせることが可能(例:4つの通貨の値と、メモあるいは統計値など)
●4つの通貨の値はすべて、下記の様な異なる性質を保持
 -基準通貨(値1):元帳に対して固定される基準通貨
 -取引通貨(値2):取引ごとに異なる通貨
 -第2基準通貨または報告用通貨(値3):元帳に固定される第2基準通貨
 -第4通貨(値4):固定される第3基準通貨あるいは可変の取引通貨
●任意のコンバージョンレートを使用できる柔軟性
(例:日次/週次/月次/年平均/公開金利など)
●取引ごとに、通貨設定の自動化も、必要に応じて手動での設定が可能
●為替の差損益は自動的に認識して転記
 -実現損益と未実現損益を転記する勘定の指定が可能
 -損益を適切な勘定に転記して再評価の実行が可能
 -再評価の転記は、利益と損失をそれぞれ個別に分けて、あるいは純損益で指定することが可能
 -再評価はレポート作成の目的だけで実行することも可能

インフォア サンシステム外貨会計システムのメリット

包括的な財務報告機能によって、基準通貨、取引通貨、第2基準通貨またはレポート用通貨、および第4通貨の、それぞれ任意の組み合わせでのレポートを作成することが可能になります。このレポート作成は、異なる事業単位、異なる通貨を統合できる機能を含むため、入力エラーをなくし、正確な為替損益を算出します。このように、多通貨会計の要件を完全に自動化するため、大幅な作業効率の向上が見込めます。本社や税務署に信頼性のある報告が可能になります。